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終活とは?

終活とは

「終活」とは一体どのようなものなのか?これからこの終活にかんする備えや進め方、そして実際にいざスタートするのにふさわしいタイミングなどについてすべてまとめて徹底的にご説明していきます。もちろん、この「終活」という言葉をこれまでに見たり聞いたりしたことがないという方々にとっても有益な内容ですので、ぜひご一読ください。
最初に、とりあえず「終活」というものは一体どのようなものなのかということからご説明いたします。「終活」というのは、この漢字の意味からイメージしてもらえばなんとなくおわかりいただけるかもしれませんが、自分の人生が終わりを迎えるにあたって準備にかんする活動のことを指します。私たちはどれだけ健康で病気知らずの医者いらずという人であったとしても、いつかは人生の終えんを迎えるものですよね。この人生の終わりをできるだけ良い状態で締めくくるためことにも、また自分らしさのある生き方をしていくためことにもつながる活動として、近年では注目度が一気に高まってきています。そのため、しばしばワイドショーや情報番組などでも取り上げられているのです。

「終活」という言葉は、つい最近にできたものではありません。「終活」という言葉が注目を集めるきっかけとなったのは、2010年に毎年多方面から注目されている「ユーキャン新語・流行語大賞」へのノミネートでした。このノミネートを皮切りに言葉が広く知られるようになり、今日ではもはや「終活ブーム」と言えるほどにまで自分自身の人生の終わりというものについて考える方々が増加傾向にあります。
突然ですが、今こちらを読んでくださっている皆さんは、自分自身の人生の最期をいよいよ迎えるタイミングにあって、大半の方々が悔いを残してお亡くなりになっていくということをご存じでしたでしょうか。この内容には、少しショッキングなことだとお感じになる方々もいらっしゃるかもしれませんね。とはいうものの、こうした事実をあらかじめ把握していることは、皆さん自身は悔いを残さない生き方を目標としていくことも可能になるとポジティブシンキングで考えることも可能だと思います。
したがいまして、ここでは一体この「終活」というものはどのようなものなのか、そして終活は一体どのようにして進めていくものなのか、さらには、実際に終活を始めるのにふさわしいタイミングというものがあるのかどうかということについて具体的にご説明していきます。

それではさっそく、人生の終えんについて考えるというこの「終活」について考えていきましょう・・・というと少し気が重たくなってしまうという方々も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。自分自身の人生の終わり方について今から真剣に考えるというのは、なんとなく縁起がよくないような気がして敬遠してしまいがちかもしれません。
しかし、この「終活」という言葉は、決してポジティブとは逆のところに位置するような言葉というわけではありません。終活をするということは、いずれは必ずそのときがやってくる自分自身の死について向き合ってみることで、あらかじめ準備を済ませておけたり、一体どういった最期を自分は迎えたいのだろうかといったことを考えたりするきっかけになるものなのです。
自分自身がこの世から天国へと旅立った後のために行っておきたい事前の備えとしては、葬儀の準備やゆいごん死後に向けた事前準備といえば、たとえば遺言書を作成することや生前生理、お墓の準備や葬儀に関する準備なども挙げることができます。こうした準備をあらかじめしっかりと済ましておくことによって、悔いのない充実した老後生活を送っていくことが可能になるわけです。
ここまで、「終活」というものは、自分自身が最期まであくまでも自分らしくその人生を送っていくことにかかわる活動であるということを少しくわしくご説明してきました。それでは、ここからは「終活」においてはいったい実際にはどのようなことをしていくのかということについてご説明していきたいと思います。

エンディングノート

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まず、「終活」の進めていくうえでの最初のステップは、「エンディングノート」を書き進めていくということです。ここで、この「エンディングノート」というノートの存在をご存じないという方々もけっこう多くいらっしゃるのではないでしょうか。「エンディングノートとは、自分が人生の最期に迎えることになる死に対してしっかりと準備をしておくために、自分自身の希望についてあらかじめしたためておくためのノートのことを指します。

このエンディングノートには、自分がこの世から旅立ったあとに遺されることになる近しい人たちに対して、リクエストしておきたいことや今のうちに伝えておきたいことを書きとめておきます。こうして書きとめておくことによって、リクエストの内容や伝えておきたい内容についてしっかりと文字にして整理しておけるという利点はもちろんのこと、自分が天国へと旅立ったあとに残されたご家族の皆さんにかかることになる負担を軽減することができることにもつながります。つまり、自分自身だけではなく、近しい人たちや大切なご家族の皆さんにとってもメリットになるノートというわけです。
ちなみに、この「エンディングノート」という言葉が全国的に知名度を上昇させていったこの流れにおいては、ただ単に「終活」そのものが注目を集めるようになっていったということも挙げられますが、「エンディングノート」というタイトルの映画が公開されたということも大きくかかわっているのではないかと思われます。
ちなみに、エンディングノートとかなりの確率で間違われやすいのが、遺言や遺言書です。人生の終わりにかかわるということからなんとなく似ているような気がしている方々はかなりの人数いらっしゃるのではないかと思いますが、まったくの別物だとお考えになってください。エンディングノートというのは遺言というものではなく、言ってみれば「人生の記録」なのです。
それでは次に、エンディングノートと遺言書の違いについてもっとわかりやすい形でご説明していきたいと思います。まず、このエンディングノートをしたためることのメリットについてです。

それでは、皆さんはご自身の大切なご家族のどなたかがお亡くなりになった際、もしもそこにその方のエンディングノートが存在していたら一体どうだろうかということをちょっとイメージしてみてください。
たとえば、「自分の告別式には〇〇さんや××君に来てもらいたい。」とか、「できることならこのような葬儀をしてほしい」とか、はたまた自分の家族に向けての感謝の気持ちを表現している作文といったような感じで、皆さん自身の思いをこのエンディングノートに託すということが可能になるということはおわかりいただけるのではないかと思います。
自分自身が大切なご家族や近しい方々に対してしっかりと自分から伝えておきたいことやリクエストしておきたいことをこのエンディングノートに記入することによって託しておくという一連の作業は、まだまだ残されている自分自身の人生を一切食いとは無縁の最期を迎えられるようなしあわせな人生にするというためには、実際にはものすごく大事なことだと言っても過言ではございません。
そして、「エンディングノート」を書くということは、今まで歩んできた自分自身の人生を振り返ってみたり、まだまだ自分自身に残されている時間を一体にどのような感じて生きていきたいのかについてしっかりと考えてみたりするきっかけ作りになってくれるはずです。

それでは、「終活」の進めていくうえで次のステップとして挙げたいのは、実際に自分自身のお葬式について考えみたり、葬儀を依頼したり、葬儀会社を選択したりといったことです。昔と比較してみますと、昨今のお葬式業界はめまぐるしく変化していっています。葬儀においてそのスタイルというものを考えるということは、昔ではまず考えられなかったことなのではないでしょうか。今となっては葬儀会社ひとつにしてもじつにさまざまなものがあり、一体どのような葬儀会社に依頼したいのかということについては、元気なうちにしっかりとある程度は決めておくことを強くおすすめします。
皆さん自身が一体どのようなお葬式をしたいと考えているのかということは、まず皆さん自身が知っておかなければ始まりません。そして、どのようなお葬式がしたいのかということについての答えがだいたい見えてきたら、いざご自身の葬儀告別式には一体どなたを呼びたいのかということを考えておいてください。もちろん、皆さんが天国へと旅立つときに納得のいく葬儀告別式にするためということもありますが、それ以上に、皆さんのかけがえのないご家族の皆様へのご負担をできるだけ軽減させることができるということが言えるのです。

お葬式の種類

960e4248098e0101e2c9162e424fbe7e Sそれでは、ここでお葬式の種類について順番にくわしくご紹介していきます。このようにお伝えした時点で、「お葬式の種類という意味がわからない。」という方々もきっといらっしゃるのではないかと思います。お葬式に種類といものは、存在するのです。お葬式には、大きく6つもの種類が存在します。
まずは、「一般葬儀」です。一般葬儀というのは、おそらくこちらを読んでくださっているほとんどの方々がパッと頭に思い浮かべるような葬儀のことではないかと思います。一般葬儀と呼ばれる葬儀というのは、お亡くなりになった方生前ご縁があったという方々に参列していただき、宗教儀礼をメインにおこなわれる葬儀のことを指しています。最初にお通夜が行われ、翌日などに葬儀告別式、そしてお亡くなりのなった方の火葬という流れのもので、ずっと以前から行われている昔からおこなわれているお葬式のことを指します。要するに、ごく一般的なお葬式というふうにお考えいただければおそらく間違いないのではないかと思います。

次に、「家族葬」です。家族葬と呼ばれる葬儀というのは、参列者がご家族様のみと限られているお葬式のことを指します。この家族葬は近年選択なさる方々が相当なスピードで増えてきておりますので、しっかりと具体的に触れていきたいと思います。
家族葬とは、お亡くなりになった方のご家族や親族御一同様、さらには生前親しくなさっていたご友人やお知り合いの方々などを中心として小さな規模にてとりおこなわれる形式の葬儀のことを指しています。天国へと旅立たれるまでにお亡くなりになった方と強いつながりがおありだった方々と一緒になってお別れのときをシェアすることによって、より一層充実している時間を実現することが可能になります。「家族葬というものはこれこれこういったことに当てはまっている葬儀告別式のことを指します。」にといったようになんらかの明確な定義のようなものは基本的に存在しません。それでも、家族葬のケースでは、参列なさる方々の人数はだいたい30名様までぐらいでして、家族葬であれば1名様のみということもございます。そして、家族葬のケースにおいてご僧侶は一体どのような感じでお呼びするのが正解なのかといことについて疑問を覚える方々も少なからずいらっしゃいますが、この呼び方というのはごく一般的な葬儀の場合と同じようにご僧侶にお越しいただきいただくと考えていただければよろしいのではないかと思います。

続いて、「密葬」です。密葬と呼ばれる葬儀というのは、お亡くなりになった方のご家族様やうちうちの方々のみでおこなわれる葬儀のことを指します。この密葬は家族葬とけっこう似ているところもあるのですが、それでももちろん異なっています。一体どのようなことが異なるのかということですが、それは、密葬と違って家族葬の場合には後日、日を改めて規模の大きな本葬をおこなうことです。

その次に、「一日葬」です。一日葬と呼ばれる葬儀というのは、この名前の通り、お通夜はとりおこなわないで告別式だけを1日かけて火葬まで含めてとりおこなうというスタイルの葬儀のことを指します。
これはあまり聞いたり見たりしたことがないという方々も多いのではないかと思いますが、「直葬」と呼ばれる葬儀もあります。直葬という葬儀は、お通夜とか告別式とかをとりおこなうことなく火葬のみをとりおこなうというスタイルの葬儀のことを指します。さらにご存じない方々が増えるのではないかと思われるのが、「自由葬」です。自由葬と呼ばれる葬儀とは、宗教にはとらわれることなく、お亡くなりになった方が生前に望んでいらっしゃったような形式に基づいてとりおこなわれる葬儀のことを指します。

ちなみに、あらゆるシチュエーションにおいて終活にかんするセミナーや講演会などをなさっている方々から最近特によく聞かれる声としては、終活にかんする話をしたときに葬儀告別式に関連した話題になったときには家族葬を希望したいとお考えになっている方々がかなり多いということだそうです。やはりそれだけ家族葬のニーズが高まってきているということですし、あまり大規模なものにはしないでごく身近な人たちだけでゆっくりと静かにお亡くなりになった方との最期のかけがえのない時間を大切にしたいとお考えになる方々が増加傾向にあると言えるのではないでしょうか。

お墓

そして、ここからは「お墓」についてのお話へとシフトしていきたいと思います。まず、ここまで読み進めてきてくださった皆さんは、これまでに自分自身の「お墓」というものについて考えてみたことはありますでしょうか。たとえば、ご先祖様のお墓に自分も入るのか、もしくは新しくお墓を設けることにするのかといったような感じです。あとでやり直すというわけにはもちろんいきませんので、しっかりと生きているあいだに考えて決めておくということがとても大切だとぜひお考えになっていてください。
もしもお墓を新しく設けたいとお考えになった場合には、新しく設けることになる自分自身のお墓はいったいのどのような環境を選び、どのような立地が理想的で、お墓の種類は一体どうしたいのかということを考える必要が生じてきます。お墓選びというのは、とにかく大切な重要事項なのですね

実際にお墓を選択するときのチェックポイントとしましては、大きく5つ挙げられると思います。まずは、「立地条件」です。立地条件においては、たとえば車を置くことができるようなスペースは必要なのか特には必要としないのか、バリアフリーであるのかどうか、また交通アクセスの面で不便はないかといったようなことを選択します。「設備」というのは、永代供養をしてもらうことが必要なのか特に必要としないのか、また、お墓を掃除するために必要となる水回りの設備は用意されているのか特にはないのかといったようなことを選択します。

「宗派」というのは、もしも寺院墓地を検討したいというケースにおいて生じてくる選択肢のひとつでして、自分自身の宗派とお寺の宗派の両方について知っておく必要が出てきます。「環境」というのは、立地条件と照らし合わせてみることによって、思い出深いスポットや、シーズン毎における特性などについて自分なりに考えてみましょうということです。
最期に、「費用」が挙げられます。この項目については、墓石代や年間管理費、さらには場合によっては永代使用料といったようなものが当てはまります。
このように、自分自身のお墓にお参りに来てくれるご家族の皆様のことを想いながら、ご自身もまた安らかに眠りにつくことができるためにも、妥協するようなことはなくしっかりと納得できるお墓の選び方をするということは、終活にとって必要不可欠なことだとお考えになっておいてください。

遺言書関連と相続関連

096990208572a1b721c84fbc1fbe0024 Sそして、終活の進めていくうえでの次のステップとして、遺言書関連と相続関連が挙げられます。まずは、遺言書から触れていきたいと思います。
相続関連のややこしくてめんどくさいトラブルは、なんとしてでも避けたいところだと思います。そのためには、エンディングノートとはまた別に、法的な効力を持っている遺言書を書いておかなければいけません。たとえエンディングノートのなかで遺言書に書いておくべきような内容がしっかりと網羅されていたとしても、エンディングノートには、遺言書のように法的な効力というようなものは一切ないのです。ですから、エンディングノートにきちんと記しておいたからといってそれだけで安心してしまっては絶対にいけませんので、この点は、くれぐれも覚えておかれてください。
ここで、「遺言書って一体どのようなものなのですか?」という質問をしたいという方々もけっこう多くいらっしゃるのではないかと思います。基本的には、遺言書のなかに書いてはいけないといったような項目は特に存在しません。要するに、別に何を書いても構わないと言えると思います。ただし、何をお書きになっても問題ありませんが、民法によって規定されている身分関係とか財産関係とかについてだけは法的な効力が存在します。
この相続というものは、自分自身がこの世からいなくなった後になって、遺されたご自身のお子さまたちが揉めてしまい、下手をしたら一族がばらけてしまうというような大変な事態になってしまう可能性も充分にあると言えるほどに大きなトラブルの原因になってしまうようなケースもまったく考えられないわけではございません。

「遺言書」と聞いたときに、「そのような大げさなものは面倒くさいし別に必要ありませんから。」といったような考え方で遺言書を書くこと認めないという方々もしばしばいらっしゃいます。こうした方々の考え方としては、「まだまだ自分は元気な体をしていてぼけてもいないから、遺言書を作るなんていう時期にはきていない。」とか、「自分の子どもたちは普段から仲よくしているから遺言書なんてわざわざ書いておかなくても揉めごとなんて起きない。」とか、なかには、「そもそもはおわが家には先立つものがないので遺言書みたいなものはいちいち書いておかなくても問題なんてない。」という方々もいらっしゃいます。
しかしながら、現実的にはこのようなことをおっしゃっている方々がいざ遺言書を作っておこうかと考えたときには認知症などによって正常に判断することができなくなってしまったりとか、仲が良かったはずの子どもたちが実際には全然違っていてもめごとに発展してしまったとかいったケースがとてもよくあるのです。

さらには、「お金そのものが無いからなんの問題もない。」という認識は大きな間違いで、ぜんぜん大丈夫ではございません。遺産分割に関連している事件を見てみたとき、揉めごとに発展してしまっているケースにおける遺産の金額というのは、3件に1件のという高い割合で1000万円を超えていないのです。少なくとも1000万円ぐらいだろうと思われている方々のほうがずっと多くいらっしゃいますので、この割合というのはかなり意外だとお感じになった方々も少なくないのではないでしょうか。このように、今の段階で皆さん自身がお子さまたちの関係は良好であると思っていたとしても、またお金なんて持っていないと思っていらっしゃったとしても、こうしたこととは関係なしに心身ともに健康な今のあいだに遺言書をぜひとも作成なさっておくことを強くおすすめいたします。

生前整理

最期に、「生前整理」について具体的にお話しておきます。生前整理は一体どのようなことなのかということから、あまりはっきりとわからないという方々はけっこう多くいらっしゃるのではないでしょうか。生前整理というのは、自分自身がこの世から旅立ったあとに遺された方々が遺品を整理するときにかかる手間や負担をできるかぎり軽減することや、自分自身にとって大事なものを自分にとってふさわしい人たちに対して間違えることなく残すといったことが挙げられます。しかしながら、決してこれだけが当てはまるというわけではございません。私たちは、まだまだ元気に生きているあいだに生前整理をしっかりと進めておくことによって、自分自身としっかりと向き合う大きなきっかけを得ることになります。さらには、自分自身が理想としている日々の暮らしや望ましい生き方のついて見つめ直してみるきっかけ作りにもつながってくるのです。
「整理をする」と聞いたときには、パッと頭に思い浮かべることとしては、「何を捨てればいいのか」といったことだと思います。しかしながら、実際には「いったい何を残しておくのか」ということのほうがずっと大事なことだということをぜひ覚えておかれてください。

「何を持つのか?」、言い換えれば「何を残しておくのか?」ということを突き付けてみれば、要するに「どのように生きるのか」ということそのものではないでしょうか。 今から数年ほど前、「人生がときめく片付けの魔法」といったようなタイトルの著書が爆発的に話題になりました。そして、なんと今となっては世界各地でベストセラーになっているのです。
さらには、驚くことに作者である近藤麻理恵さんは、あの世界的に有名な雑誌として日本でも広く知られているTIME誌において、世界でもっとも影響力のある100人の一人に見事に選ばれています。そして、この記事においては生前整理にも一役も二役も買ってくれる「片付けの本質」についても書かれているのです。生前整理は一体どのようにやればいいのかということは、言い換えてみれば、今の自分自身にとって必要不可欠なものは一体どのようなものなのかについて理解しておく各ステップにおける片付けの方法だと考えてみたら、ずっとわかりやすくなるかもしれません。

最後に、終活は、いざ始めてみようと考えたときにふさわしいタイミングというのはどのような感じなのかということについて触れておきたいと思います。終活はいったいいつごろからスタートさせておくのが理想的なタイミングなのかということですが、これは特に答えはありません。もっと言いますと、終活をスタートさせるのにあたって、「早すぎる」ということはないのですね。ここまで長文にわたって具体的にご説明してきたことからもおわかりいただけると思うのですが、終活ではやることがとにかくいろいろと多岐にわたっています。そして、このたくさんの項目のひとつひとつのすべてにおいて共通して言えることは、元気で心身ともに健康なうちにスタートさせておくということによって、じっくりと落ち着いて冷静に取り組んでいくことができるのです。
とはいうものの、たとえばまだまだ働きざかりの真っただ中にある三十路を超えたばかりの方にとっては、いきなり「皆さんの人生の終わりについて考えてみましょうか。」などと言われてみたところで特にピンとくることはないはずですし、重たい腰を上げようとも思わない方々のほうが圧倒的に多くいらっしゃると思います。
そこで、周りの人たちは一体スタートするタイミングはどのようなものなのかということを知っておかれてみても損はないと思います。そして、自分自身の人生の節目を迎えるというタイミングにおいて「終活」について考えてみるのがふさわしいのではないだろうかというお気持ちになる方々が多いのではないでしょうか。
一例を挙げてみますと、「子育てにやっと区切りがつく50代」や、「勤め上げてようやっと定年を迎えた60代」、「きりがいいので70歳の誕生日を迎えたタイミング」とか、近親者や旦那、または妻を亡くしたことをきっかけとして」といったことなどがあります。いずれも、自分自身の長い人生における大きな節目というタイミングにおいて終活をスタートさせていると言えるでしょう。
私たちは、自分がいつ、どこで、どのようなタイミングで死というその瞬間を迎えることになるのかは、皆さん自身だけでなく、ほかにも誰にも決してわからないものですよね。たとえば、今ここまでこちらの文章を読み進めてくださったうえで終活に興味を持ち、自分もスタートさせてみようかしらと「思い立ったこの瞬間」こそがそのタイミングである可能性も充分にあり得ます。
終活とは一体どのようなものなのかということから始まって、終活への備えや進め方、スタートの仕方とそのタイミングまで一挙にご説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
自分の人生を、自分らしく人生を終えることにつながる活動であり、遺す人たちの大して伝えたいことやリクエストを伝えることでご家族の負担を軽減でき、悔いのない老後生活を実現し、さらにはどのように生きていくのかとあわせて自身を見つめ直すきっかけを作るということだということです。

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投稿日:2019年8月10日 更新日:

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