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納棺師とは?仕事内容や就職の仕方や給料などを徹底解説!

Noukanshi

納棺師(のうかんし)とは、その名の通り「納棺」を行う人のことを指します。映画「おくりびと」にて、納棺師の仕事が世の中に大きく知られるキッカケにもなったので、おくりびとという言葉なら知っている人も多いでしょう。

終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
それでは、おくりびととも呼ばれる「納棺師」の仕事内容や、お給料、資格などについてご紹介します。

納棺師とは?仕事内容は?

納棺師の仕事内容などを、こちらで分かりやすくご説明します。

納棺師は遺体を棺に納める準備をする人

簡単に言えば、納棺師は亡くなった人を棺に納めるための「準備」を行う人です。納棺師は1人きりで仕事をするというわけではなく、できれば遺族にも準備に参加してもらいたいと考えています

その理由は、故人と最期のお別れをする大切な時間を遺族に過ごしてもらいたいからです。

納棺師は棺に納める準備をするだけではなく、その他にも「湯灌(ゆかん)」「化粧」などを行います。

納棺師の仕事の流れ

それでは、具体的な仕事の流れをご紹介しましょう。

◆遺体の着付け作業

まずは遺体の着付けを行います。宗派や故人の要望などを考慮して、衣服を着させてあげます。

◆遺体に装束を身に着けさせる

お次は、遺体に装束を身に着けさせてあげます。このとき、遺族にも手伝ってもらいます。遺体は時間が立って体が硬直していきますし、体も重たいので1人きりで身支度をするのはとても大変です。

装束という旅立つための身支度に必要なものを着せて、その他に「上帯・手甲・足袋・脚絆(きゃはん)・頭陀袋(ずだぶくろ)・六文銭(ろくもんせん)」を遺体に身に着けさせます。

◆遺体を納棺する

ここまで準備ができたら、お次は遺体を仰向けにした状態で棺に納めていきます。これが「納棺」という作業です。

納棺も遺族に一緒に行ってもらい、旅支度として「網傘・杖・草鞋」なども棺の中に入れておきます。

◆副葬品を納める

お次は遺体と一緒に棺の中に入れる「副葬品」を決めます。遺族が「これを入れてほしい」と事前に準備していることが多いのですが、火葬の際に有害ガスを発生させたり、爆発の危険があるものなどは入れることができません。

納棺師は、副葬品のチェックや入れても良いもの悪いものなどを判別して、棺の中に副葬品を納めていきます。

◆棺の蓋をしめる

最後は棺の蓋を閉めて、納棺師の仕事は完了となります。

納棺師になるにはどうすればいい?

納棺師になるには、大きく分けて2つの方法があります。

まず1つ目は「葬儀社」や「納棺湯灌専門業者」に就職をすることです。2つ目は専門学校に通うことです。

ただ、納棺師の仕事というのは募集をすることがあまり多くなく、募集時期も不定期なので、就職する場合は「中途採用」になることが多いです。

納棺師の専門学校

納棺師として新卒採用で就職をしたいということであれば、専門学校に通うのが効率的です。ただ、入学金、授業料など様々な費用が必要になるので、直接葬儀社などに就職をして納棺師になる方が金銭的な面で言えば良いと考えられます。

しかし、専門学校であれば専門的なことをしっかりと学習してから就職するので、就職できる確率はアップします。

また、映画「おくりびと」により納棺師が注目されたことで、日本で唯一となる納棺師の育成スクール「おくりびとアカデミー」も設立されています。

このような専門的な学習ができる学校に通って、納棺師としての技術や知識を身に着けるのも良いでしょう。

葬儀社に就職して納棺師になる場合

葬儀社に就職をすれば、最短距離で納棺師になれます。納棺師としての入社試験なども特にないですし、葬儀社に就職することはさほど難しいことではありません。

ただ、葬儀社に就職をしたら納棺師の仕事だけができるわけではありません。葬儀社では、通夜や葬儀の司会、受付、準備など様々な仕事がありますので、葬儀関係全般の仕事をすることになります。

さらに納棺師は「専門的な人」というイメージがありますが、基本的に特別手当などは設けられていません。ですから、葬儀社で働く人であれば、納棺師になりたくても業務に付けないケースや、望んでいないのに納棺師の業務を行うことになるケースなどがあります。

納棺師の給料

納棺師になるということは、基本的に葬儀社の社員になるということです。つまり、特別な手当ではなく一般的な葬儀社の給料ということになります。

もちろん葬儀社によって、また役職などによって給料は異なりますが、一般的には月20~30万円ほどが相場となっています。

納棺師に向いているのはどんなタイプの人?

納棺師の仕事に興味はあるけれど、自分が納棺師に向いているのかがわからないという人もいるはずです。

親族や身近な人が亡くなった時に葬儀に参列したことがあっても、納棺師と直接接する機会は少ないため、実際にどんな人が納棺師の仕事をしているのか見ることができないのも、具体的にイメージしやすい理由かもしれません。

納棺師として働くうえで忘れてはならないのが、誰かの死と向き合う日が続くということで、これに加えて故人を悼み、悲しむ遺族を相手に仕事をしなければならないという点です。

悲しんでいる人や死と向き合うために大事なのは、故人にも遺族にも思いやりの気持ちを持つことで、死が当たり前のように感じられるようになってしまっては遺族の心情を理解することはできなくなるでしょう。

ただし、遺族と一緒に悲しんでいるだけでは仕事にならないため、精神的な強さを持つことも重要です。

納棺師にとって故人は特別な繋がりを持つひとではありませんが、遺族にとっては大切な存在だということを忘れず、故人一人ずつ、遺族それぞれの要望に応えようという気持ちを持って仕事ができる人が納棺師に向いていると言えます。

とはいえ、遺族と一緒に悲しんでいるわけにはいかず、葬儀を滞りなく進めていくための精神力、感情のコントロールも必要になります。

遺族の気持ちに寄り添いつつ、感情をコントロールして淡々と仕事をこなすというのは想像以上に精神がすり減っていくものですし、気持ちを切り替えるのも難しいかもしれません。

ハードな仕事のわりに給料が安いと感じてしまう人もいるでしょうし、そのせいでモチベーションが保てないという人もいるでしょう。

納棺師は体力も精神力も必要で、なおかつ他者への優しさ、思いやりの気持ちを持たなければ続けられない仕事です。

自分が納棺師に向いているのかどうか、こうした点をじっくりと考えてから判断してください。

納棺師は思った以上に大変な仕事だった

映画をきっかけに納棺師という仕事が注目を集めましたが、映画では描き切れない事実もたくさんあります。

やりがいのある仕事ではありますが、仕事内容や給料、納棺師になるためのステップなどを考えると簡単に納棺師になるための行動を起こすわけにいかないという人もいるはずです。

納棺師というのは、亡くなった人を棺に入れるための準備を裏側で行う存在であり、決して華々しい仕事ではありません。もちろん大変な作業もたくさんあります。ただ、納棺師がいなければ通夜や葬儀が成り立たないのも事実です。葬祭の裏には納棺師の努力や素晴らしい作業などが隠されているということを覚えておきましょう。

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投稿日:2020年3月13日 更新日:

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