終活はご結婚なさっている方々だけにメリットがあるわけではありません。独身の方やご両親などと離れて一人暮らしをしている方々にもメリットがあります。近年では50代でも出会いを求める方々が増えていて、晩婚化が進んでいます。50代前半にご結婚する方もある程度の割合でいらっしゃいますので、50代での結婚はもう遅い時代ではありません。
40代までは仕事が生きがいでも、50代以降に退職を検討し始めることでパートナーが欲しくなるケースは珍しくありません。その証拠に、「熟年離婚」という言葉も知られるようになりました。

お相手がいるかどうかによって、終活のアイテムとなるエンディングノートの書き方も変わってきます。
貯蓄について
まず、独身の方は基本的に世帯収入が低いことから、貯蓄金額も低くなりがちです。
独身の方は、世帯収入が低いため、貯蓄金額も低くなる傾向にあります。平均ではありますが、3〜4割の独身の方は貯金をしていないという調査結果もあります。
ですから、独身の方は誰にも頼れないシチュエーションもたくさんあるので、早めに計画的な貯金を始めましょう。また、50代に入ると介護保険や医療保険や介護保険が必要です。
また、ご自身がいなくてもご家族がどのようにご自身の大切な情報はエンディングノートに書いておくのがおすすめです。銀行口座は亡くなっても残るので、ご家族が知らない口座やクレジットカードの請求で困らせないようにも記載しておきましょう。
そして、終活と生前整理がセットと思っていらっしゃる方々も多いので、こちらに
自分がいなくなったあとで重要な書類が見つかり、家族がどうすればいいのか困ってしまう状況は避けたいですよね。整理した内容はエンディングノートに書いておくと良いでしょう。
生前整理
生前整理にはありとあらゆる作業が含まれていますので一概には言えませんが、とりあえず「断捨離」はとても重要だということは覚えておいてください。50代ならまだまだまだ体を動かしやすいと思いますので、体が動かしやすいこの時期から少しずつ進めていくことを強くお勧めいたします。断捨離はかなり時間も体力も使いますので、まとめて短期間でやろうと思って後回しにすると大変な思いをする可能性も充分にあるのです。

年代別の独身の終活のポイント
年代別の夫婦の終活のポイント