40代は、長い人生のなかで一番充実している期間と言われることも多い時期にあります。お子さまがいらっしゃるご家庭であればお子さまはある程度ご成長になっていますし、お仕事にかんしても、40代で転職をしたという方々でなければ後輩を指導するような立場になります。そのため、多くの方々は30代までの自分自身と比べてみたときに、やらなければいけないことが確実に増え続けていく時期になります。終活などに時間を使うといったような余裕もなければ、とりあえず人生の最期についてなんて考えたくもないという方々もきっと多くいらっしゃることだと思います。
このお気持ちはとてもよくわかります。とはいうものの、40代になったら、とても重要なことを意識する必要が出てきます。この大切なことというのは、皆さんの親御さんの終活についてです。
皆さん自身が40歳になったら、ご両親は60歳以上という方々がほとんどでしょう。お仕事を退職している方々のほうが多いと思います。定年してからの再雇用もめずらしくはない時代になりましたが、これは寿命とはまた別の話として、親の終活をメインに考えながら、ご自身の終活についてもそろそろ進めていきたいところです。
「終活」という言葉がよく知られるようになりましたが、以前として終活をしているという方々は多くはありません。60代という時期は終活をスタートするのにはぴったりの時期ですが、まだ先でも構わないと考えている方々も多いことでしょう。

実家をどうすれば良いか
「生前整理」というと、おうちにたくさんあるものを整理することが生前整理だと考えていらっしゃる方々がとても多いようです。とはいうものの、おうちそのものの祖納も忘れないでください。ご夫婦の野ご両親がお亡くなりになった場合、誰もいないご実家の後始末をどうすればいいのかわからないで放置するご夫婦もおられますが、治安の悪化につながりますのできちんとご夫婦でこの時期からお考えになっておいてください。
40代のうちに、お互いのご両親に対してお引越しやご実家を提案してはいかがでしょうか。二世帯住宅にするという方法もありでしょう。ご実家を引き払ってからマンションに移り住むという手もあります。お子さまが充分にご成長になり、子供部屋も必要になってきますので、お住まいの引越しやリフォームにはぴったりの時期と言えます。
年代別の夫婦の終活のポイント
年代別の独身の終活のポイント