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骨上げ(こつあげ)とは?火葬場で骨を拾う儀式、手順や意味は?

投稿日:2019年9月17日 更新日:

骨上げ
終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
骨上げ(こつあげ)とは、火葬のときに遺体を焼却して骨になったものを、骨壺に入れるという儀式です。骨上げの意味ややり方などは、地域によって異なります。火葬場で骨上げをするときに、マナーやルールを覚えておくと、故人に対して供養の気持ちをもって接することができます。では、骨上げの基本的なやり方などをご説明します。

骨上げとは?やり方や注意点

骨上げは、火葬場で焼却された遺体が骨になり、その骨を遺族や親族が拾い上げて骨壺に入れるという儀式になります。

骨上げをすることで、故人が三途の川を渡ることができ、無事に成仏できるという意味が込められている作法です。

では、骨上げのやり方と注意点についてご説明します。

骨上げのやり方・手順

それではまず、骨上げのやり方と流れについてご覧ください。

1、火葬をする

火葬をしてもらうと、故人は骨になります。遺族や親族がお骨のまわりに集まり、係員の指示に従って動きます。
喪主が骨壺をもって、遺骨の頭の方に立ちます。

2、遺骨を拾い上げる

骨上げでは、係員が長い「箸」を用意しています。

この箸を使って、2人で1つのお骨を拾ってください。お骨を拾う順番は、故人と関係の深い遺族が最初になり、その後ほかの親族と続いていきます。

骨を拾い上げる順番は、足元の方から上半身に向かって拾っていきます。ただ、拾い上げるお骨の場所などは、その都度その場にいる係員が教えてくれるので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。

全員がお骨を拾い上げても、まだお骨が残ってしまうこともあります。そんなときには、また順番に2人1組になってお骨を拾い上げて骨壺に入れていきます。

3、大事な「のどぼとけ」の骨上げ

骨上げの最後にやることは、のどぼとけのお骨を拾い上げることです。

のどぼとけのお骨は、喪主とそのほかの深い関係にある遺族で2人1組になり拾い上げます。のどぼとけは「軟骨」の一種なので、実際に骨上げをして拾い上げているのは、「第二頸椎」という骨になります。

なぜのどぼとけが最後なのか、それはのどぼとけの形が特徴的だからです。第二頸椎は丸みを帯びて突起がある骨なので、仏様が座禅を組んでいる姿に見えるとされています。

そういった形から、のどぼとけの骨を最後に骨上げするという習慣になりました。

骨上げの注意点

もし遺骨を「分骨」することになっている場合は、駛馬に葬儀業者に分骨のことを伝えておきましょう。

そして骨上げをするときに、分骨するための骨壺を葬儀社に用意してもらうようにしてください。一応、火葬場の人にも「分骨をすることになっている」と一言伝えておくとスムーズです。

骨上げをするときに頭蓋骨が残るとは

骨上げをするときには、遺族の前に骨となった故人が出てきます。その際に、目視で頭蓋骨だと分かるほど、そのまま形がハッキリと残っていることが多いです。ちなみに、故人が若い、健康体だったという場合には、さらに頭蓋骨はハッキリと残る可能性が高くなります。

ただ、骨上げで頭蓋骨を持ちあげることはしません。骨壺に入れるのが難しい場合もあるので、そういったときは骨上げが終わってから、スタッフの人が頭蓋骨を被せるように骨壺に納めてくれます。

また、中には頭蓋骨が大きすぎて被せることもできないという場合があります。そんなときは、頭蓋骨を少しだけ砕いて骨壺に納めます。

逆に、火葬の段階で頭蓋骨が割れてしまうケースもあります。火葬炉の温度は丁寧に調節をして、骨が消えないようにするのが一般的です。ただ、どうしても頭蓋骨がバラバラになってしまうというケースもあるので、絶対的に形がハッキリと残っているわけではありません。

また、高齢者や持病があった故人の場合には、骨密度が低下していることが原因となり、頭蓋骨も割れてしまうことがあります。

骨上げで遺骨を落としてしまったら?

骨上げというのは、普段行わないような儀式なので緊張してしまう人もいらっしゃいます。火葬された遺骨とは、とても繊細で脆いので、できるだけ落とさないように気を付けましょう。

ただ、気を付けていても遺骨を落としてしまうこともあります。しかし、心配しなくても大丈夫です。遺骨を落としたら、またやり直せば問題はありません。

焦ってあたふたするのではなく、落ち着いてやり直すことができればよいでしょう。

骨上げをするのが1人だったら?

骨上げの儀式とは、必ずしも複数名が参加するわけではありません。中には1人きりで火葬場に行き、骨上げをするケースもあります。基本的に骨上げは2人1組になって行うものですが、遺族が1人だけの場合でも骨上げという儀式は遂行されます。

骨上げの法要とは?

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骨上げを行った後は、葬儀を行った会場、お寺、自宅などに戻り「後飾り祭壇」というものに遺骨・遺影・位牌を安置します。準備が整ったら、次は僧侶に読経をしてもらい故人を供養します。

この骨上げが終わってからの儀式を「還骨法要(かんこつほうよう」と呼びます。文字を見ていただくと分かるのですが、その名の通りお骨として還ってきた個人を追悼するための法要になります。

※宗教によって「還骨勤行」や「安位諷経」と呼ぶこともあります。

骨上げをすると遺骨が変色しているのは何故?

骨上げをしたときに、遺骨が変色していると思う人が多いようです。

実際に焼却された遺骨を見ると、白ではなくて緑色やピンク色だったということがあります。人間の骨は白いというイメージがありますが、どうして白い骨に色がついているのか?

その答えは、棺の中に花などを一緒に入れていることで、花の色が移ってしまったからです。ほかにも、故人が薬を服用していた場合に色素沈着が起きてしまい、骨に色が出ることもあります。

ただ、上記の理由は今のところ「あくまでも」なので、ハッキリとした原因はまだわかっていないのが現状です。

地域でこんなにも差がある!骨上げの作法の違い

骨上げには、地域によって作法に違いがあります。

・東日本:足先から頭部の骨をすべて骨壺に入れる

・西日本:のどぼとけなど一部の骨だけ骨壺に入れる

東日本のスタイルは「全収骨」と呼び、西日本のスタイルは「部分収骨」と呼びます。どこから東と西に分かれているのかというと、明確ではないのですが、「名古屋」あたりでは全収骨と部分収骨のどちらも存在しているので、名古屋あたりが分岐点になっている可能性があります。

骨上げをしないケースがある

基本的に火葬した遺体に対して、骨上げをすることになっています。しかし、骨上げをしないケースもあります。

例えば、まだ幼い子供は2人1組であっても骨上げができないこともあります。また骨上げをしたくないという気持ちを持った遺族がいることもあります。そういった骨上げができない年齢、骨上げをやりたくないという気持ちなどが理由となり、骨上げをやらないという選択になります。

もし骨上げをしないということであれば、事前に火葬場にその理由を話しておくといいでしょう。全員が骨上げをしない場合は必ず理由を説明するべきですが、1人だけや子供だけ骨上げができないという場合には、特に説明をしなくても問題はありません。

その場で「私は遠慮します」など、係員に伝えれば大丈夫です。

故人が無事に成仏できるように偲びながら骨上げしましょう

骨上げは故人が無事に成仏できるように、三途の川を渡れるようにするための儀式です。特に嫌だという気持ちがないのであれば、骨上げをして故人を偲んであげましょう。

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終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
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