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香典帳(こうでんちょう)とは?簡単に作成&管理する方法ってある?

投稿日:2019年9月17日 更新日:

香典帳
終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
通夜や葬儀にて、香典をいただくことがありますが、その香典の金額や誰からもらったのかを記入しておくものを「香典帳」といいます。香典帳の意味、実際にどのように使うのかなど、これから覚えておくと便利な香典帳のあれこれについて、こちらでご説明したいと思います。

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香典帳は喪主が記入をするもの!書き方のポイント

香典帳は通夜や葬儀に来てくれた人からもらった香典の金額、名前などを記しておく帳簿です。

香典を持ってきた人が書くものではなく、喪主が記入するものになります。

香典帳をもとに、香典返しをしますので、しっかりと記入をするようにしましょう。

香典帳の正しい書き方

それでは、香典帳の正しい書き方について、ご説明します。

香典帳は「だれから」「いくらもらった」という情報を記入して、管理するための帳簿になるので、かならず「名前」と「金額」を記入してください。

香典返しを贈るとき、香典帳に記載された金額をもとにして、品物を選ぶことになるので、香典帳に記しておくことはとても重要です。

また、香典帳にはその他にも記入しておくと便利な情報があります。

・供花
・供物
・弔電

これらの情報も、名前と金額と一緒に記入しておくと、挨拶状やお返しを送るときに便利です。

香典帳は葬儀をしているときには、とても忙しくて記入しきれませんので、葬儀や法要などが一通り無事に終わって落ち着いてから、ゆっくりと整理をしましょう。

香典帳と芳名帳に違いはあるのか?

香典帳の意味が分かったところで、「芳名帳」と香典帳が同じものなのかどうかについて、ご説明します。

芳名帳と香典帳を一緒だと思っている人も多いようですが、この2つは別ものです。

芳名帳は「参列者」が記入するもので、香典帳は「喪主側」が記入するものです。

芳名帳も香典帳も「名前」を書くという部分は同じですが、芳名帳には「住所」を記入して香典の「金額」は記入しません。それは、参列者自身が芳名帳に記入するからです。

一方の香典帳は、香典の「金額」を喪主側がしっかりと記入しておくものです。こうやって比べてみても、2つが別ものだということが分かります。

スムーズに芳名帳と香典帳を埋めていくには、参列者が受付に来て芳名帳に記入をしてくれている間に、受付の人が香典の金額を調べて香典帳に記入していく方法がおすすめです。

香典帳はExcelで整理すると便利です

香典帳は手書きでもいいのですが、最近ではパソコンを持っている人も多く、Excelを使って香典帳を管理する人が増えています。

自分でExcelの香典帳を作成してもいいですし、最近では様々な香典帳のテンプレートが「無料」でネット上に公開されています。

こういった無料のExcelデータの香典帳をダウンロードすれば、あとは入力をするだけで簡単に香典帳の管理ができます。

葬儀が終わってからも、何かとバタバタしてしまう喪主や遺族は、Excelで香典帳を作成すれば、それだけ時間を短縮させることができますので、パソコンの操作ができる人がいれば、Excelで管理をするのがおススメです。

また、香典帳をExcelでダウンロードして、入力をするのはちょっと大変だという場合には、ダウンロードした表を印刷すれば手書きで記入することもできます。自分で記入していきたいという場合には、Excelが使える人にお願いをして、香典帳の印刷を頼むのもいいでしょう。

ちなみに、香典帳は「表紙」が欲しいという場合にも、表紙だけをダウンロードすることができます。印刷をして保管しておきたい場合などには、表紙も一緒にダウンロードしてもいいでしょう。

香典帳をExcelで作成するメリットとデメリット

それでは、香典帳をExcelで作成したら、どのようなメリットとデメリットがあるのかをご紹介します。

・メリット

手書きよりも文字が整っていて見やすい

香典帳を自分で記入した場合でも急いでいる時に書いた文字は判別しにくいことがありますし、他の人が書いた文字であればなおさら読みにくくなります。
Excelで入力すれば文字が読み取りやすく、香典返しを送る際に住所や氏名を書き間違えてしまうというリスク絵を減らすこともできます。

種類や五十音で並び替えが簡単にできるので、名前を探すのが簡単

Excelで作成した香典帳は、いただいた香典の金額に合わせて香典返しの品物を選ぶ時にも役立ちます。手書きの場合は香典の金額を一つずつチェックしていく必要がありますが、Excelであれば並べ替えるだけです。
いただいた香典に見合わない香典返しを送ってしまうことがなく、相手に不快な思いをさせることもありません。

加筆も修正も簡単にできる

香典は葬儀や通夜の時にいただくだけでなく、兄弟や配偶者を通じて受け取ることもあります。
そんな時もExcelで作成した香典帳なら簡単に加筆ができ、後から金額などの修正も可能です。
手書きよりもキレイな状態で香典帳を残したいという人にも、簡単に加筆や修正ができるExcelの香典帳がおすすめです。

Excelがインストールされていれば、誰でも利用できる

Excelを含むofficeソフトがインストールされた状態で販売されているパソコンは多く、家庭用のデスクトップパソコン、ノートパソコンを持っている人ならほとんどの場合、エクセルの利用が可能です。
親族にデータとして香典帳を渡したい時も、Excelであれば誰でも閲覧できるので利便性は高いと言えるでしょう。

・デメリット

入力のミスをしてしまう可能性がある

急いでいる時に文字を書き間違えるのと同様、エクセルに入力してしまう可能性はあります。
パソコンの操作に慣れていない人は、特にミスがないように注意する必要があるでしょう。

名前の変換ミスをしてしまう可能性がある

パソコン入力は書けない文字を入力できるというメリットがありますが、思わぬ変換ミスをすることがあります。
住所や氏名などで変換ミスをすると香典返しを送る際に名前を間違えてしまい、相手に失礼なことをしてしまうだけでなく、宛先不明で届かないというケースもあるので気をつけなければなりません。

このように見てみると、入力変換でミスをしなければとても便利なツールだということが分かります。

香典帳をiPhoneやandroidアプリで管理することも可能

実はExcelだけではなく、iPhoneやandroidのアプリを使って香典帳を作成することもできます。

パソコンが使えないけど、手書きではなくもっと簡単に香典帳を作成したいという人におススメです。

無料でダウンロードできるものもありますので、自分のスマホで使えそうなアプリを探してみるといいでしょう。

香典帳をしっかりと作成&管理ができるように

香典帳は香典返しやお礼などに役立つ情報を記入する帳簿です。

故人のために葬儀に参列してくれた人に対して、お礼や感謝の気持ちを伝えるために必要な情報がたくさん含まれています。

ですから今回ご紹介した香典帳の作成方法などを参考にして、香典帳をしっかりと作成して管理できるように、自分のやりたい方法、やりやすい方法を見つけてみてください。

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