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盛籠(もりかご)とは?贈り方や貰ったときの対応!費用の相場は?

投稿日:2019年10月9日 更新日:

Morikago
終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
盛籠(もりかご)とは、祭壇を飾るための供物の1種です。葬儀や告別式などで、祭壇の周りが華やかになっているのを目にしたことがあると思いますが、そんな華やかな飾りの1つに盛籠も含まれています。では、盛籠の意味や贈り方や貰ったときの対応、宗教による違いなどをご説明します。

盛籠の意味とは?宗教による違いとは?

盛籠がどうして葬儀や告別式の祭壇に飾られているのか?その理由や、宗教による盛籠の違いについてご説明します。

盛籠は祭壇を華やかにする供物

盛籠は葬儀などで祭壇の周りに置かれ、祭壇を華やかにするための供物の1種です。その内容は「果物・線香・飲料・ろうそく」などが入っています。さらに盛籠の周りを造花で綺麗に飾り、故人に供えます。

その他にもビール、コーヒー、お米、調味料、乾物、フルーツの缶詰などを入れることもあります。肉・魚やそれらの加工品は盛籠の中に入れないように、気を付けましょう。

盛籠には、故人を偲ぶ意味や遺族への弔慰の意味があります。基本的に盛籠を贈るのは、故人の親族、親しかった友人、故人が働いていた会社、故人が通っていた学校などです。他にも、遠方にいるので葬儀に参列できない人が、盛籠を贈るケースもあります。

現代では、とても小さな規模で葬儀を行う人が増えているので、大きな供物を置くことができないという事情があり、盛籠を辞退する喪主も多いのが現実です。盛籠以外にも、供物でいっぱいになると大変だという事情があるのです。

宗教によって異なる盛籠の内容

基本的に盛籠には「メロン・スイカ・桃」などの丸い形をした果物を入れるのが良いと考えられています。その他にも、故人が好きだった果物を入れることもあります。

ただ、宗教により盛籠の内容が異なります。

仏教は「不殺生」という教えがあるので「肉・魚」を禁止しています。

また、神道では「線香・ろうそく」など仏教で使われるものを入れてはならないという決まりがあります。

それからキリスト教の場合は「生花」だけしか贈ることができないので、注意しましょう。

盛籠を贈る方法とは?

盛籠を贈るには、葬儀を執り行っている葬儀社に連絡をして確認をするのが1番です。故人が親族の場合には、親族一同で盛篭を用意するケースもありますので、親族同士で盛籠について相談をするといいでしょう。

盛籠を贈る場合は、通夜に届けたいときには通夜の日の午前中には届くように手配をします。葬儀に届けたいときには、葬儀の前日までに届くように手配をします。

盛籠の費用はどのくらい?

盛籠は葬儀社に依頼をすれば、葬儀社から請求書が届くので、後日あらためて支払いをすることになります。また、葬儀に参列をしたときに、葬儀社の人がいればそのときに直接支払いをするケースもあります。

ですから、盛籠を注文した時に支払いの時期や方法について、しっかりと葬儀社の人と話し合いをしておきましょう。

気になる盛籠の費用ですが、相場は1万5千円~2万円となっていますが、盛籠の内容に差が出ると祭壇に飾ったときにチグハグになってしまうことがあるので、キレイに見せるために金額を揃えるケースもあります。

金額を揃えることになっているなど、盛籠に関する費用については葬儀社に依頼をしたときに教えてもらえるので、しっかりと確認をしておきましょう。

盛籠を贈るときに注意するべきこと

盛籠を贈るときには、注意しなければいけない点がありますので、ご説明します。

<盛籠を辞退する喪主もいる>

盛籠などの供物を辞退するという内容が、葬儀の案内に書かれていることがあります。そう言った場合には、盛籠を贈らないようにしましょう。葬儀場の規模などにより、贈ってもらっても飾るスペースがないということもありますので、喪主の案内に従ってください。

<香典と盛籠は別に用意するもの>

盛籠を用意したからと言って、香典を包まないというわけではありません。実は以前は香典を持っていけば、供物を贈らないというケースが多かったのですが、現代では供物を持っていったとしても、香典も包むというケースが増えています。

もし、喪主や遺族が香典を辞退しているのであれば、香典は不要ですが、辞退していない場合には盛籠を贈っても香典を包みましょう。

<盛籠を贈る前に確認をする>

盛籠を贈るときには、宗教などの違いによって供物のルールが異なるので、しっかりと葬儀社に確認をしてください。喪主や遺族は忙しいので、葬儀を執り行っている葬儀社に盛籠を贈っても大丈夫かどうかを確認すれば問題ありません。

盛籠を貰った場合の対応

盛籠を貰った場合には、中に入っている物を身内に配るのが基本的な対応になります。葬儀に参列した人、手伝ってくれた人などにも、盛籠の中身を配って早いうちに果物などは分けてしまいましょう。

また、盛籠のお返しは3千円程度の菓子折りと一緒にお礼状を付けて贈るといいでしょう。あまり高額のお返しをしないのがマナーです。

盛籠を贈るときには色々と確認しましょう

盛籠は故人を偲び、遺族に弔慰の気持ちを贈るものです。祭壇を華やかにするものでもおありますので、贈りたいという場合には、しっかりと事前に確認をしておきましょう。正しいマナーとルールで、盛籠を贈りましょう。

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終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
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