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生花祭壇(せいかさいだん)とは?普通の祭壇との違いや費用と作り方を解説

投稿日:2019年12月28日 更新日:

Seikasaidan

葬儀の会場に行くと故人の写真が飾られている「祭壇」があります。そんな祭壇に「生花祭壇(せいかさいだん)」という種類があります。これは、生け花を使って祭壇を作る方法で、とても華やかな祭壇が仕上がります。

終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
では、生花祭壇の相場や種類、デザインや一般的な「白木祭壇」との違いをご説明します。

生花祭壇とは?白木祭壇との違い

葬儀をするときには祭壇を用意します。これまでは「白木祭壇」が一般的だったのですが、最近では「生花祭壇」を用いるケースが増えています。

では、生花祭壇とはどのような祭壇のことを指すのか、詳しくみていきましょう。

生花祭壇とは?

生花祭壇は、生け花・草木などを使って華やかに見える祭壇を作ります。昔は生花祭壇というものは、ほとんどなかったのですが、現代では葬儀のスタイルもかなりオリジナル性のあるものになったり、多様性がでてきていますので、生花祭壇を使うケースも増えています。

昔ながらの祭壇というのは「白木祭壇」といって、割と簡素なイメージの祭壇です。では、白木祭壇について少し詳しくご説明しましょう。

白木祭壇とは?

白木祭壇は古くからずっと使われてきた、伝統的な祭壇です。基本の祭壇というイメージを持っている人も多いでしょう。

土葬をまだ行っていた時代に、棺を担いで歩く儀式「野辺送り」をしていた日本では、その風習が少しずつ変化して白木祭壇に棺を納めるという形になりました。

野辺送りでは、棺を「輿(こし)」というものに入れて担いでいたのですが、白木祭壇の1番上には「本輿(ほんこし)」という棺を入れておくことができるものを設置しているタイプもあります。

その名の通り、見た目は木でできた祭壇で、そこに供花や果物や遺影などが飾られています。白木祭壇に供花を飾ることにより、少し華やかさがでますが、生花祭壇は祭壇そのものが生花や草木なので、より一層華やかさを感じることができます。

現代人にとっては生花祭壇の方が良いという人が多いかもしれませんが、昔ながらの白木祭壇の凛とした印象で葬儀をしたいという人もいます。こればかりは、故人や遺族のセンスや考え方の違いになりますので、相談をして決めるのがいいでしょう。

終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
もし、生前に「自分は白木祭壇で葬儀をしたい!」「生花祭壇で葬儀をしたい!」など希望があれば、家族などに伝えておくといいでしょう。

白木祭壇・生花祭壇以外の祭壇の種類

祭壇には宗派による違いがあり、白木祭壇、生花祭壇以外にもたくさんの種類の祭壇があります。

それぞれの祭壇には意味が込められており、飾り方や設置方法も異なるので一通り知っておくと良いでしょう。

・日蓮正宗祭壇
仏教の宗派の一つである日蓮正宗は様々な儀式を厳格に行うことでも知られていますが、葬儀においても白木祭壇ではなく樒(しきみ)の祭壇を使います。
これは「花の美しさは永久的に続くものではなく、いずれ枯れて、散ってしまう」という日蓮正宗の考えによるもので、枯れることも散ることもない樒が用いられることになりました。
また、樒の香気には邪気払いの意味もありると言われています。

・神式祭壇
神道の葬儀には白木の祭壇が用いられることが多いですが、祭壇には三種の神器が飾られます。
三種の神器とは「八咫鏡」「天叢雲剣」「八尺瓊勾玉」を指すもので、祭壇に飾られるのはこれらのレプリカです。
また、米や塩などを神饌物として用意します。
祭壇の上段中央には鏡、両わきには刀と勾玉が飾られ、遺影は鏡の一段下に置かれるのが一般的です。
神道の葬儀では、焼香は行われず玉串を奉奠します。

・キリスト教祭壇
キリスト教の葬儀は教会で行われるため、教会の祭壇に飾り付けをしますが基本的にシンプルな祭壇となります。
白い花で周囲を飾り、ろうそくと棺、遺影を飾るというのが一般的ですが、教会によって決まりごとがあるため神父、または牧師に相談が必要です。
協会ではなく葬儀場で葬儀を行う際は、必ず十字架を飾ります。

・造花祭壇
生花祭壇と同じように、故人のためだけに造花を用いて作られるのが造花祭壇です。
アートフラワー祭壇と呼ぶこともあり、明らかに造花とわからないようなものも少なくありません。
生花祭壇に比べると花が傷んだり枯れたりすることがないため、イメージ通りの祭壇の状態が長持ちするというメリットがあります。
費用については生花よりも特別安いというわけではなく、使う造花によっては費用に大きな差があるので生花祭壇にするか、造花祭壇にするかは両者を比較して決めた方が良いでしょう。

生花祭壇の相場価格

生花祭壇は、葬儀の費用の内訳を見ても分かるのですが、1番高額なものとなります。ただ、使う花や草木の量、祭壇の規模などはそれぞれ個人差があります。ですから、相場価格をハッキリと明示するのは、とても難しいです。

ただ、生花祭壇を作ってもらうと20万円くらいから可能となっていることが多いです。花の種類によっても金額が変わってきてしまいますし、デザインを細かくするとまた金額に変化が出てくることもあります。

ちなみに白木祭壇よりも生花祭壇の方が、少し金額が高くなります。しかし、自分たちの考えたデザインやオリジナル性のある祭壇を作ることができるので、人気があります。

生花祭壇はどうやって作るのか?

生花祭壇は、自分で作るのではなく専門の花屋さんが作成してくれます。基本的には、葬儀を依頼した葬儀社と提携している花屋さんがありますので、そちらに依頼をします。

生花祭壇を作る人というのは、フラワーデザイナー、フューネラルフラワーマイスターなどの資格を持っていることも多いです。また、花に関係する国家資格「フラワー装飾技能士」という資格もあります。

こういった資格を持っている人がいる花屋さんで、生花祭壇を作ってもらうと、とても素敵なオリジナル生花祭壇が完成します。

生花祭壇を依頼してからの流れ

生花祭壇を依頼すると、まずは「どんなデザインを希望するか」というヒアリングをしてもらうことになります。生花祭壇のイメージを具体的に伝え、花屋さんが社内に持ち帰りスタッフたちで色々なアイデアを出していきます。

生花祭壇のコンセプトなどを決め、作品のイメージをどんどん絞っていきます。そして花などの資材を確保して、制作に取り掛かります。

葬儀社や花屋さんによって、細かい部分は異なりますが、最近ではCGなどを使ってイメージを出してくれたり、分かりやすく仕上がりをイメージさせてくれることもあります。

ある程度のデザインが決められている生花祭壇もありますし、そこにオリジナル性を入れていったり、最初から最後まで完全に自分の思うようにデザインするなど様々なケースがあります。

これは葬儀社や花屋さんと綿密に相談をしながら決めていきましょう。

生花祭壇で現代らしい葬儀を執り行う

生花祭壇は花や草木を使うので、華やかなイメージになります。葬儀なのに、華やかでいいのか?と思う人もまだいるかもしれません。しかし、多様性のある現代では、生花祭壇が多く選ばれるようになりました。

終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
故人の望み、遺族の故人への気持ちなどを考慮して、生花祭壇を使うのも良いでしょう。

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終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
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