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火葬炉(かそうろ)とは?火葬の仕組みを解説!

投稿日:2019年11月18日 更新日:

Kasouro
終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
火葬場では、故人を焼却し骨にする場所です。火葬という行いについて知っている人は多いと思いますが、火葬場でどうやって遺体を焼却するのか、火葬炉(かそうろ)はどんな仕組みになっているのか、という部分を詳しく知る人は少ないでしょう。そこで今回は、火葬炉の仕組みや種類などについて、詳しくご説明したいと思います。

火葬炉とは?種類も1つではない!

火葬炉とは、一体どんな設備なのか?火葬場にあるものというイメージはあっても、その詳細について知っている人はあまり多くはないでしょう。

火葬炉は遺体を火葬する設備

火葬炉というのは、火葬場にある遺体を火葬するための設備です。火葬場には、火葬炉があってその他に「炉前室」というものがあります。さらに、収骨室や告別室など様々な部屋が用意されています。

火葬炉は火葬場にある設備の1つということです。ただ、遺体を火葬するものなのでとても重要な役割を果たしています。

ちなみに火葬炉にて火葬をしているとき、種類に関係なく「目視」をしながら加減を調節します。火葬炉には中を見ることができる窓がありますので、遺体の体の大きさや年齢などを見ながら焼きの加減を目で見て確認をします。

火葬炉には種類がある

火葬炉は1種類ではなく、大きく分けて2つの種類があります。それぞれに特徴がありますので、ご紹介します。

・台車式

日本の火葬場にある火葬炉は、ほとんどが台車式です。設備のコストが高くて、焼却時間が長いという特徴があります。

ただ、その分台車式では遺骨を綺麗な状態で残すことができます。ですから、人間の形そのままに骨が出てくるということもあります。また、匂いの問題ももう1つの種類「ロストル式」と比較して少ないということで、現在の日本では台車式が一般的に使われています。

台車式は、棺を台車に載せたままの状態で火葬をします。台車の上に遺骨がきちんと人の形をした状態で残るので、遺族も故人が骨になったということを納得しやすくなります。

・ロストル式

ロストル式とは、オランダ語の「ロースター」が元になっており、食べ物を焼くための網がロースターです。

そしてロストル式では、網(ロストル)の上に棺を御気、そのまま火葬をするという方法になります。このタイプは現在あまり使われていないので、一般的には上記の台車式を多く見かけます。

ロストル式は台車式と比較して、割安なコストで済むという特徴があります。焼けていくと、網から骨受け皿という場所に落ちていく仕組みです。棺の下に網があるので、風通りがよくて火葬をするには公立が良いです。

東京都の中心などの人口が多い場所では、ロストル式を使っている火葬場が多いです。効率が良いというのが、メリットなので火葬がたくさん行われる人口の多い場所で活躍しています。

火葬炉はどのくらいの温度なのか?

火葬をするときというのは、大気汚染防止法は適用外になるという特性があります。ただ、ダイオキシン類削減の対策があるので、有害物質が出てこないような温度にするというルールがあります。

その温度は「800度以上」です。火葬炉の温度があまりにも高いと、骨は残りません。逆に温度が低すぎると、大きな骨が燃え切らないで残ってしまうので骨壺の中に骨が入らなくなります。ですから、火葬にとって温度はとても大切なものなのです。

例えば古い火葬炉の場合は800~950度くらいまで出すことができます。また新しい火葬炉ならば、900~1200度というかなり高い温度を出すことができます。ただ、高温すぎると骨が綺麗に残らないこともあります。

火葬炉を扱うことができる人は火葬技師

火葬炉で遺体を火葬することができるのは「火葬技師」という専門の職員です。他にも「火夫(かふ)」と呼ばれることがありますが、どちらも同じ意味です。

火葬技師が火葬炉の中をチェックしながら、火力の調整をしてくれるので、綺麗な状態で骨が残ります。また、火葬炉の調整や管理だけではなく、収骨を担当したり、火葬場での職務に就くことがあります。

火葬炉にも人気のメーカーがある

火葬炉は日本全国の火葬場に設置されていますが、そのほとんどは「株式会社宮本工業所」が制作しています。なんと、日本全国665件もの火葬炉の納品をしているので、かなり人気のあるメーカーです。

環境に負担をかけないようにする火葬炉を手掛け、省エネ技術も優れており「無公害炉」というものまで作り上げています。ちなみに火葬炉を作るだけではなく、火葬場や斎場の運営なども行っている会社なので、葬儀や火葬と密接にかかわっていることが分かります。

火葬にかかる費用はどのくらい?

火葬場にかかる費用は公営なのか、民営なのかによって大きく変わってきます。

また、公営の場合でも運営している自治体によって費用が異なりますし、大人と子供でも火葬にかかる費用が変わることがあります。

・公営火葬場での火葬費用目安

自治体によっては無料で火葬を行えるところもありますが、公営でも数万円の火葬費用が必要なところもあり、住民票が自治体の地域内にあるのか、地域外なのかで費用が10倍近く変わることもあるようです。

例えば、東京都民が江戸川区内の公営火葬場を利用する場合の費用は約6万円、都民でなければ約72000円、神奈川県茅ケ崎市は市民であれば無料、市民でなければ約8万円となっています。

・民営火葬場での火葬費用目安

民営の火葬場は全国にあるわけではなく、地方都市にはあまり民営化相場がありません。

公営火葬場に比べると一般的に高額ではありますが、葬儀社が運営しているため斎場が併設されているといった利点もあります。

また、民営化相場の方が火葬炉などの設備が新しく、建物も綺麗といった特徴があり、仮想にかかる時間も短くなっています。

利便性や火葬時間の短縮といったメリット、高額な費用というデメリットの両面を持っていることになるので、公営火葬場と様々な面で比較して、どちらを選ぶか決めるのがおすすめです。

民営化相場の場合は、どこに住民票があるかで料金が変わることはなく、相場は6万円~20万円ほど、参列者の人数に応じて使用する部屋、値段が変わるので事前に確認しておきましょう。

公営火葬場のみということが多い地方都市に比べて、東京などの大都市では公営火葬場、民営化相場の両方がありますが、それでも火葬場の数が不足していて、希望通りの日に火葬ができないこともあるようです。

火葬の時は思い出の品も一緒に入れられる?

棺の中に故人が好きだったもの、思い出の品を入れて一緒に火葬したいという遺族は多いですが、品物によっては入れられないものもあります。

火葬炉の故障原因になるもの、環境を汚染するもの、不完全燃焼を起こすものなどは副葬品として入れないようにしましょう。

釣りが趣味の故人のために「釣り竿」、ゴルフ好きだった故人のために「ゴルフクラブ」を入れたいという遺族もいますが、これらは火葬炉が故障する原因になります。

他にも金属製品やガラス製品、ビニール製品など棺に入れられないものは思った以上に多いので、入れても良いか迷った時は現物を葬儀社や火葬場で確認してもらったほうが良いでしょう。

火葬炉の仕組みを知り故人を偲ぶ

故人が火葬されるのは、とても悲しいことです。ただ、ここで故人を偲び無事に成仏できるように祈ることが大切です。さらに火葬炉の仕組みを知れば、安心して火葬を任せることができます。

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終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
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