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棺(ひつぎ)とは?種類やサイズがたくさん!価格相場はいくら?

投稿日:2019年9月18日 更新日:

Hitsugi
終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
葬儀などで「棺(ひつぎ)」は必ず使われるものです。誰もが知っていることではありますが、棺には遺体を入れることになります。ただ、遺体を入れる前と入れた後では棺の書き方が変わります。また棺には色々な種類がありますので、棺の意味や種類や価格などをご説明します。

棺(ひつぎ)とは?サイズや中に入れるもの

棺とは遺体を納める入れ物のことで、遺体が入る前の状態を「棺」といいます。

しかし棺に遺体が入った状態は「柩」と書きます。

どちらも同じ「ひつぎ」という読み方になりますが、遺体を入れる前と後では書き方が異なるので注意してください。

ちなみに棺を英語で表すと「coffin」と書きます。

棺の良いサイズはどのくらい?

棺を選ぶときには、故人の身長を考慮します。

大きな身長の人が小さな棺に入ってしまったら、体が折れ曲がってしまいますので、そんなことがないように注意しましょう。

基本的に故人の身長よりも「10~15㎝」ほど大きなサイズの棺を選ぶようにします。

遺体は死後硬直によって、つま先がピンと張ってしまうので、棺にはある程度の余裕がなければいけません。

棺のサイズは『尺』で表示されています。30㎝で1尺になるので、成人の棺は一般的に「6尺」もあれば問題ないでしょう。

ただ先ほども言ったように、故人の体のサイズに合わせて窮屈にならないようにサイズを選んでください。

棺の中に入れるものとは?

棺には遺体を入れますが、一緒に「副葬品」を入れることがあります。

副葬品というのは、死後の世界でも故人に『楽しく暮らしてほしい』という思いを託して、遺体と一緒に棺の中に入れるもののことです。

一般的には故人が『愛用していたもの』や『好物の食品』などを棺に入れることが多いです。

実例としては、故人がよく着用していた『洋服』や好きだった『お菓子』や『本』などを入れることが多いです。

<副葬品として棺に入れてはいけないものもある>

実は副葬品は、なんでも入れていいというわけではありません。

副葬品は遺体と一緒に火葬場で焼かれるものなので、『ライター』などの燃やしたときに危険なものは、副葬品にはしないようにしましょう。

また『プラスチック』『金属』『皮革』なども副葬品には相応しありません。

ちなみに副葬品の種類に関しては、各自治体で『公害』などの観点から入れてはいけないものが決められているケースもありますので、火葬をする場所の自治体に予め確認をしておくといいでしょう。

棺には種類がある!価格も異なる!

棺には大きく分けて4つの種類があり、それぞれに価格も異なります。

そこで、棺の種類とそれぞれの価格相場をご紹介しますので、参考にしてみてください。

子供の棺

子供のために作られた棺というのは、サイズが小さいですし『子供専用』で作成されているものがほとんどです。

子供の年齢や体の大きさなどによって『1~4尺』ほどのサイズが用意されています。

また、赤ちゃんのために棺の中が『ベッドのよう』になっているものや、天使や動物などの可愛らしい模様が施されている棺もあるので、子供らしさを感じさせることができます。

子供用の棺は平均して2~5万円程度で販売されています。

一般的な木製の棺

基本的に棺というのは『桐』を素材にして作られることが多く、価格相場は2~10万円ほどになります。

木製の棺では、使用する木材の種類や彫刻の有無などによって価格に大きな変動があります。

質素な棺であれば最低価格で用意ができますが、木材に『ヒノキ』や『モミ』を使用した棺になると30~200万円という高額になります。

棺にこだわりを持ち、金銭面で余裕があるという場合には木材や彫刻に力を入れる人もいます。

簡単にできる組み立て式の棺

組み立て式の棺というのは、たった1人でも簡単に組み立てることができます。

折り畳むことができるので、生前から自宅で保管をしておくという人が組み立て式の棺を使うことがあります。

組み立て式の棺は意外と安く、価格相場は2~3万円になります。

温かい印象の布張りの棺

布張りの棺というのは、木製の棺に『絹・綿』などの布を貼りつけたものです。

布を貼りつけるだけで、棺のイメージがとても温かみを持ったものになります。

最近では、故人のイメージや好みなどに合わせて布を選んであげることができるので、布張りの棺を選ぶ人が増えています。

布の種類などによって金額に変動がありますが、相場価格は2~10万円となります。

棺は故人の趣味嗜好やイメージを考えてあげると良い

棺には色々な種類があり価格も様々あります。

ただ故人を納めるものであり、故人の好きだった副葬品なども入れるものになります。

ですから、故人の趣味嗜好やイメージなどを考えながら、故人が喜びそうな棺を選んであげるのが遺族のできることです。

また、葬儀に参列した人が棺を見て故人のイメージに合っていると思ってくれたら、それもまた嬉しいことです。

棺は火葬場で遺体と一緒に焼かれてしまいますが、故人が最期に過ごす場所でもありますので、後悔のないように選びましょう。

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終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
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