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弔花(ちょうか)とは?供花や献花も仲間の一種!金額や送り方のマナー

投稿日:2019年10月16日 更新日:

Chouka
終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
葬儀場に行くと、お花をたくさん見ることがあります。そういった葬儀で供えるお花のことを「弔花(ちょうか)」と呼びます。弔花は祭壇を飾るものでもありますし、故人に供えるためのものでもあり、献花や供花なども弔花の一種です。それでは、弔花の種類や価格の相場、送り方などをご紹介します。

弔花とはいくつかの種類がある

弔花は献花や供花などをまとめた呼び方であり、基本的に「生花」で送るのが一般的です。

そんな弔花には、種類がいくつかありますので、それぞれの種類とその意味をご説明します。

弔花の種類

弔花には種類があり、その用途が異なりますので「いつ」「どんなタイミングで」送るものなのかをご説明します。

<枕花(まくらばな)>

枕花というのは、故人の枕元に供えるお花のことをいいます。

亡くなった直後から、親族や親しくしていた人が送るお花のことで、枕花はお通夜と葬儀が行われるまでに、故人の枕元に添えるものとなります。

<供花(きょうか)>

供花というのは、葬儀場に飾られているお花のことです。

遺族や故人が働いていた会社、親族などが合同で送るお花です。

また、供花は葬儀の日だけではなく「命日」「法要」などでも送ることができます。

<献花(けんか)>

献花というのは、キリスト教式で行われる葬儀で使われるお花です。

キリスト教式では、焼香をしないのでその代わりに1本のお花を故人に手向けるのが、献花という儀式になります。

基本的に献花は葬儀会社や教会が準備をしてくれていますので、それを参列者が1本もらい故人に手向けます。

<花輪(はなわ)>

花輪というのは、白と黒の花で作られた葬儀場の外に飾られているお花です。これは造花を使っています。

たまに葬儀場の横を通った時に、白と黒の花輪を見ることがあるでしょう。ただ、地域によって花輪を使わない場所もあります。

花輪は、供花と同じように遺族や故人が働いていた会社、親族などが合同で送ります。

弔花の金額相場について

弔花の種類が分かったところで、お次はそれぞれの弔花の金額相場をご紹介します。

<枕花>

枕花はフラワーアレンジメントの「籠花」にしてもらうのが一般的です。それは、飾りやすいサイズだからです。

この場合、5千円~1万円程度で籠花を購入することができます。

<供花>

供花は「スタンド花」というお花を送ることが多く、一対にしてあるものも多いです。

この場合、1万5千円~2万円が相場価格になりますが、一対になると金額は2倍になります。

<献花>

献花は基本的に「白いカーネーション」を用意することが多いです。参列者の数ぴったりではなく、予定よりも多く用意をしておきます。

カーネーション1本あたり100円前後の価格相場になります。

<花輪>

花輪は基本的に、1万円~2万円が相場になります。ただ、一対にして送る場合には金額が2倍になります。

弔花はどうやって購入し送ればいいのか?

弔花の種類がいくつかあることが分かりましたが、故人の為に送る弔花の中で1番多いのが「供花」になります。

そこでこちらでは、供花の購入方法や送り方についてご説明をします。

<供花を購入する方法>

供花は葬儀会社もしくはお花屋さんに直接連絡をして、購入することになります。もし、葬儀会社が分からないのであれば、葬儀を行う会場に問い合わせをすれば、自分が参列する葬儀を執り行う葬儀会社のことが分かります。

こういうときに遺族に連絡をするのは避けてください。故人が亡くなったばかりであり、さらに通夜や葬儀の準備で忙しいので、なるべく葬儀会社とやり取りをするようにしましょう。

葬儀会社に問い合わせをすれば、参列する葬儀の形式に合った供花を教えてくれますし、そのまま供花を購入して予約をすることが可能です。

<供花はいつ送るのがベスト?>

供花はお通夜が始まる前には届くように手配をしましょう。ただ、供花があまりにも早く届いてしまうと「亡くなるのを待っていた」ように捉えられてしまうので、遺族に対して失礼な行為になります。

また、お通夜に間に合わない場合には、お通夜や葬儀が終わって、初七日から四十九日までの間に供花を送るようにしましょう。

<供花の支払いはどこにするのか?>

供花を葬儀会社に手配してもらったのであれば、お通夜や葬儀に参列したときに、直接葬儀会社の人に支払うか、後日改めて振込をするかのどちらかになります。もし支払い方法が不明であれば、葬儀会社にしっかりと確認を取っておきましょう。

また、供花を喪家にお願いしている場合には「御供花代」という表書きをした封筒に現金を入れて、受付で渡してください。供花につけた名札と同じ名前を封筒に記入しておきましょう。

供花にお返しは必要?

供花をいただいた場合、気になるのがお礼をどうすれば良いのかということです。

これについて、一般的なマナーでは供花のお返しは不要となっているので、お礼の品について心配する必要はありません。

ただし、お礼の品物を送らなかったとしてもお礼状はなるべく早めに出すのがマナーとされているので、忘れないようにしましょう。

お礼の品を送る際は、供花の金額の半額程度までを目安に品物を選びますが、消えてなくなるものとして石鹸、食べてしまえば後に残らないものとしてお菓子などを送ることが多いようです。

不幸が続かないように、繰り返さないようにと縁起を担ぐためのものなので、品物を選ぶ際の参考にしてください。

また、後に残るものではありますがタオルやハンカチなどもお礼の品として選ばれることが多いようです。

お礼状は一般的な文章のテンプレートもありますが、できれば自分の言葉で「故人の好きな花で個人も喜んでいる」など、供花を送ってくれた相手への感謝の気持ちが伝わるような内容で書きましょう。

弔花の送り方や意味を知り葬儀に備える

弔花にはいくつか種類があり、それぞれに意味や送る花、金額などが異なります。

故人の枕元にお供えしたり、葬儀を行う際の祭壇を飾ったりするための弔花を送る目的は、故人への敬意を表すため、亡くなったことへの哀悼の意を表すことです。

豪華な花を送れば良いというものではなく、弔花を送ることで遺族を思いやる気持ちや故人への思いを伝えることが何よりも重要です。

また、弔花は宗教、宗派、地域によって色々な決まりごとがあるうえ、葬儀や通夜が行われる場所の広さにまで気配りをして送らなければならないものです。

一般的なルールを知っておくことはもちろん、個別の事情に合わせるという臨機応変さも必要になります。

ただし、遺族は葬儀の準備などで忙しいため、相応しい供花を送るための問い合わせは遺族に直接行うのではなく、葬儀社や通夜、葬儀の会場に問い合わせましょう。

もし、葬儀の際に供花の手配が間に合わなければ忌明けまで喪家に飾る後飾り壇の供花を送ることも可能です。

この場合は、初七日から四十九日までの間に送るのが通例となっています。

終活アドバイザー「鈴木」
鈴木
弔花の種類やマナーなどを知り、葬儀に備えておくと何かと役立ちますので、今回お伝えしたことを覚えておいていただければ幸いです。

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終活アドバイザー「鈴木」
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