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供花を供えるために必要な供花台の意味
葬儀のときに花をお供えするのですが、そのお花を供花と呼びます。
葬儀の雰囲気にふさわしくするために、供花を供花台に供えるのが基本です。
一般的には葬儀社に葬儀の依頼をするのですが、そのときに葬儀社が供花台を用意してくれます。
ですから基本的には、自分で用意する必要はありません。
喪主に供花台があるかどうかを確認する
葬儀に参列する場合には、供花台があるかどうかを喪主に確認しましょう。
供花を贈るときに、供花台がなければ花を供えることができませんので、喪主に供花台の有無について聞いてみましょう。
供花台は基本的に葬儀社が用意しますが、葬儀場にすでに用意されているというケースもあります。
また、喪主が供花台を用意していないということであれば、供花を注文するお花屋さんに『供花台をセットにしてください』とお願いをすれば問題ありません。
供花台がついている供花を贈ることにより、葬儀にふさわしい形になります。
供花台には生花しか供えられない?
供花台は基本的に生花を供えるためのものなので、『生花台』とも呼ばれています。
ただ、現在では生花ではなく『造花』を使うことも増えてきています。
ですから、必ずしも供花台には生花を供えなければならない、という決まりはありません。
ちなみに葬儀が終わると、遺骨を安置するための祭壇に花を飾るという 『後飾り』という慣わしが存在しますが、造花であればそのまま葬儀で使った供花を『後飾り』として使うこともできます。
供花台の費用相場
葬儀場に供花台がない、喪主が供花台を用意していない場合に、もし供花を贈りたいと思ったら、自分で供花を注文するときに『供花台』も一緒に注文をしなければなりません。
そんなとき、供花だけではなく供花台の費用も必要になります。
お花屋さんによって、供花台付きの供花を販売しているところもありますし、供花台だけを取り扱っていることもあります。
基本的に供花台は1つだけではなく、1セット10組などでセット販売されていることが多いです。
安いもので3000円台からあり、高くなると1万5千円ほどになりますが、それぞれにセット内容や個数が異なりますし、デザインにも違いがありますので、個数をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
供花台に供える供花の種類
供花台に供えるための供花には、いくつか種類があります。
<スタンド花>
お通夜や葬儀などにふさわしく、豪華なイメージのある供花がスタンド花です。
ユリ、胡蝶蘭などを使って豪華にボリュームのある供花に仕上げます。
<アレンジメントタイプ>
通夜や葬儀にふさわしいもので、自宅にお供えもできるタイプです。
ユリ、ランなどを使って白をメインとした美しいアレンジメントです。
<花束>
仏壇やお墓などに供えるのにふさわしいのが、花束です。
葉のグリーンと花の白をメインとし、故人を偲ぶ気持ちを表現した花束です。
供花台に供える花のマナー
供花台に供える花は、通夜、葬儀、法要などのシーンで贈るものです。
それでは、それぞれにシーンによって異なる供花のマナーをご紹介します。
<通夜と葬儀>
通夜と葬儀が急だったこともあり、参列ができないという場合には、通夜の時点で供花を贈るのが基本です。
葬儀場で葬儀をする場合は『スタンド花』を贈るのが理想的です。
また自宅などで葬儀を行う場合には、あまりスペースがないと考えて『アレンジメントタイプ』を贈るのがいいでしょう。
自分で通夜や葬儀に参列するときに供花を持っていく場合には、すぐに飾れるようになっている『アレンジメントタイプ』がおすすめです。
<初七日までの葬儀以外の日>
花束にすると花瓶を用意しなければならないので、『アレンジメントタイプ』の花がおすすめです。
枕元に供えてもらう場合には白一色のアレンジメントタイプがいいでしょう。
<四十九日までの日>
四十九日までというのは、遺族は忙しいものです。
ですから『アレンジメントタイプ』の花を贈るのがいいでしょう。白一色でもいいのですが、遺族に対する慰めの気持ちを表す「淡いピンク」「紫」などが少し入っているアレンジもおすすめです。
<法要>
命日、一周忌、初盆などであれば仏壇、お墓などにお供えができるように『花束』を贈るといいでしょう。
供花台の有無を確認してから供花を贈りましょう
供花を贈りたい、持参したいという場合には、まず喪主に供花台があるかどうかを確認しましょう。
もしなければ、自分で持参するか贈るときに一緒に供花台もつけて贈りましょう。